教員・研究室紹介
海洋が有するエネルギー・資源や温暖化対策のポテンシャルを実現するには、技術分野の更なる研究開発とともに、規模と継続性を担保する「産業化」の視点が必須です。本研究室では、不確実性の高い海洋環境において複雑化・大規模化する海洋開発をシステムとして捉え、新たな海洋産業システムの創成に求められる要求・目的・機能・挙動を合理的に記述・共有することでイノベーションを加速することを目的としています。特に海洋開発では異分野の技術革新を取り入れながら課題を解決していくことが必須であり、海洋工学を基盤としながら、データサイエンスや新たなセンシングシステムの情報技術革新などと融合させる研究活動に取り組んでいます。具体的なトピックとして、船舶輸送型CCSシステム、大水深掘削システム、海洋工学とデータ駆動型モデルのベイズ的融合、海洋開発システム設計、海洋ロジスティックス設計、ライザー・係留の海中線状構造物のダイナミクス、サブシー工学、気象海象の統計的・確率論的記述などに取り組んでいます。
* CCS: CO2 回収・貯留
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東京大学大学院新領域創成科学研究科
海洋技術環境学専攻
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