在学生・卒業生の声|東京大学大学院新領域創成科学研究科 海洋技術環境学専攻

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在学生・卒業生の声

在学生・卒業生の声

在学生の声

修士課程在籍 Bian Runqin

修士課程在籍 Bian Runqin

現在、私は伊豆沼における食物網モデルの構築に関する研究をしています。 本専攻では、学生が興味を持った分野でいろんなトピックを学べる、自由なカルチャーがあります。そして、私が以前から勉強してみたかったモデリングについて、指導教員の先生は私の関心を尊重し、モデリングへの造詣を深めることを支援して下さるので、とても感謝しています。 さらに、本専攻には指導教員とチューターの学生の方双方から寛大な支援を受けられる環境があります。私たちが問題に直面した時は、常に彼らが温かく、心から熱心にサポートしてくれます。 私が本専攻の研究生活の中で、研究を続ける原動力となったのは、このような数限りない支援であり、私はそれをとても大切に思っています。
心から勉強をしたいと願う人にとって、本専攻はベストな環境を用意しています。ぜひ一緒に研究に励みしましょう!

博士課程在籍 側島 眞太郎

博士課程在籍 側島 眞太郎

私は浮体式洋上風力発電を日本で大規模に展開するために様々なデータを用いてシミュレーションを行い、効率的なサプライチェーンを考案するという研究を行なっています。浮体式洋上風力発電を大規模に導入できれば、カーボンニュートラルや世界の気候変動問題やエネルギー問題の解決に大きく貢献できますが、そのためには効率的な導入方法の定量的な評価が不可欠です。
私は洋上風力発電に関する研究がしたいと考えて本専攻に進学しましたが、本専攻では指導教員からの熱心な指導や第一人者の先生方の講義を受けることができ、さらには企業との連携などもあるような充実した環境下で研究に取り組むことができています。ぜひ私たちと一緒に海洋に関する研究を行いましょう!!

博士課程在籍 三上 航平

博士課程在籍 三上 航平

私は、現実空間における船舶の状態をサイバー空間に再現するというデジタルツインに関する研究開発を行っています。デジタルツインの実現によって、未知(不確実性)が多い海洋において現在における船体の状態を正確に把握することができ、さらに起こりうる未来を予測することで現実に即した効果的な意思決定が可能になります。

今後、船舶海洋分野はカーボンニュートラルに向けてCO2を排出しないゼロ・エミッション船の実現が必要になるなど、これまでにない時代を迎えようとしています。そのような時代の中で、本専攻で海洋や環境について様々な角度から学んだ知識・視点が活かされるのではないかと感じています。ぜひ私たちと一緒に海洋の未来を切り開きましょう!

修士課程在籍 関森 祐樹

修士課程在籍 関森 祐樹

私はロボット技術と情報処理技術を応用して、複数の自律型海中ロボット(AUV)を同時に運用するシステムの研究をしています。AUVを駆使して、潜水士や船舶ではできなかった海底観測を目指しています。国連が取り組むSDGsや経産省と環境省が目指す2050年カーボンニュートラルを実現する洋上風力発電には海洋調査が欠かせません。私はカナダの大学の工学部を卒業し、現地の海中ロボット会社で製品開発に携わりました。海洋ロボット技術を更に研究したいと思い、本専攻に入学いたしました。第一人者の先生方や研究者、充実した研究施設、多くの海洋実験、産官学連携など、恵まれた環境で研究に打ち込んでいます。私たちと一緒に、海に関わる技術の研究をしましょう!

卒業生の声

国立研究開発法人 海洋研究開発機構 Young Research Fellow 2016年度博士課程修了 髙橋 朋子

博士課程修了 髙橋 朋子

私は海洋環境に関心があり、本専攻の修士・博士後期課程へ進学しました。深海計測技術開発研究に携わり、講義で学んだ知識が実践的に応用できることを実感するともに最先端の技術を駆使して実験を進めました。また、航海や交換留学、国際学会での発表など、国内外の研究者とのディスカッションの機会に恵まれました。

現在は引き続き研究者として海洋研究開発機構にてマイクロプラスチックなどの海中粒子を計測する手法開発に携わっています。英国との共同研究で環境問題解決への貢献を目指していて、これまでの経験や人脈の大切さを日々感じています。

本専攻では、海洋研究を通して学際的・国際的な視野を養うことができ、卒業後も生かされる知識・経験が得られることと思います。

日本郵船株式会社 2015年度修士課程修了 藤原 亮

日本郵船株式会社 2015年度修士課程修了 藤原 亮

私は材料系の学科を卒業し、大学院より本専攻で海洋開発について学びました。当初は異なる学問分野の研究に戸惑うこともありましたが、本専攻では教授陣が基礎から指導してくれるため海洋について広く深い知識を習得することができました。

卒業後は日本郵船に入社し、現在はシンガポールで自社の様々な種類の船の管理を技術面から支える仕事に従事しております。シンガポールは海運業の一大拠点ですので世界の荷動きを身近に感じながら現場で仕事を覚えている最中です。

海洋技術環境学は学際的な分野であるため産学官連携で進めている研究も数多くあり、様々な活動が活発に行われています。また他専攻の人々や留学生と関わる機会も多いため、様々なことに挑戦したい方は本専攻で充実した学生生活を送ることができると思います。

国際石油開発帝石株式会社 2014年度修士課程修了 茂住 研人

修士課程修了 茂住 研人

海洋開発に興味があり、海のことを包括的かつ深く学ぶため本専攻に進学しました。講義は海洋物理などの理学・工学的なものからエネルギーや環境問題、海洋政策など幅広い分野にわたり、実社会の諸問題に対して様々な観点からアプローチする手法を学ぶことができました。研究環境も同様に充実しており大学内外の様々な施設を活用し、問題を徹底的に突き詰めることができました。

現在は石油・ガス開発に携わる仕事に就き、主にFPSOなどの浮体式洋上生産施設の設計・建造・操業に携わっています。近年エネルギー業界と環境問題の関わりが深くなっているため、本専攻で学んだことが今後益々活かされる状況だと感じています。

卒業後も寄付講座や業務を通じて専攻の先生方や卒業生の方とよく仕事でご一緒します。そのようなネットワークが築けることも魅力の一つであり、海洋開発やエネルギー、環境といったテーマに興味がある方は本専攻で学ぶことをお勧めします。

ジャパンマリンユナイテッド株式会社 2016年度修士課程修了 神澤 謙

修士課程修了 神澤 謙

規模の大きい海洋開発や再生可能エネルギー分野に興味があり、学部を卒業した精密工学とは別分野でしたが本専攻に進学しました。専攻のプログラムが充実しており、別分野から進学した私も講義や研究を通じ基礎から学ぶことができました。

現在は造船会社の海洋エンジニアリング部にて、浮体式洋上風力発電を主とした様々な海洋構造物の設計・開発に従事しています。海洋工学はもちろんのこと、海気象学、プロジェクトマネジメント、データ解析など専攻で学んだ様々な知識・経験が日々業務に活かされています。

本専攻のテーマである「海洋の利用と保全」は環境やエネルギー問題の解決に向け今後確実に注目度が増していく分野であり、また発展途上の領域も多く非常にやりがいと面白みのある分野でもあります。興味が湧いた方は是非海洋の世界へ飛び込んでみてはいかがでしょうか。

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