学生・若手研究者受賞研究紹介
温暖化対策の重要な技術と目される海底下CCSに関し、万が一CO2が海中に漏出した際、複数点で観測した高濃度CO2データを用いて、漏出位置とそのフラックスを数値的に予測する数値解析法を開発した。これにより、再調査期間とコストを1桁以上削減することが可能となる。この手法は、放射性物質を含む他の海洋汚染物質の漏出や深海の熱水鉱床、さらに大気汚染物質漏出の位置とフラックスの推測にも適用できる可能性を持つ。
日本船舶海洋工学会論文集 26(2017)203-212.
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東京大学大学院新領域創成科学研究科
海洋技術環境学専攻
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