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水中浮遊式海流発電

  • 高木 健教授
NEDO・IHI
「海洋エネルギー技術研究開発/海洋エネルギー発電システム実証研究/水中浮遊式海流発電」



 四周を海洋に囲まれた我が国は海流 ・ 潮流や波力等の膨大な海洋エネルギーを有しています。中でも黒潮は、我が国のEEZの大きな特徴であり欧州等の海洋エネルギー先進国には存在しない大きく且つ安定した海洋エネルギーです。一方、欧州以外に目を転じると黒潮に匹敵する大きな海流がいくつか存在し、その開発利用が待たれています。したがって、国際的な海洋エネルギー開発競争に勝ち抜き、新産業の創出及び国際競争力の強化に結び付ける上で、我が国の地理的有利を活かせる海流エネルギーは次世代海洋エネルギー発電技術として大変有望であると考えられます。

 海流エネルギーは波力 ・ 風力などと較べると、変動の少ない安定したエネルギーですが、欧州等で実用化が進む潮流発電で想定されている流速に較べると低流速を想定しなければなりません。また、黒潮流域では水深200m以上を想定しなければなりません。このような条件の下で発電コスト20円/kWh以下を実現するために、東京大学、IHI、三井物産戦略研究所のコンソーシアムは、海底に設置するための余計な支持構造物をともなわず、かつ設置やメンテナンスの容易な、水中浮遊式海流発電装置を提案しました。現在は、2017年に実施したプロトタイプの実海域試験を踏まえて、発電性能や信頼性の向上、発電コストの低減等に資する要素技術の研究開発を実施しています。

水中浮遊式海流発電装置のイメージ図
水中浮遊式海流発電装置のイメージ図


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