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北極海の航路利用、その実現の先頭に立つ為に

  • 早稲田 卓爾教授、和田 良太准教授、小平 翼助教
文部科学省 北極研究プロジェクト: GRENE-Arctic,ArCS, ArCS2(2011年度~)
気象・海氷・波浪予測と北極海航路支援情報の統合



 近年、夏季北極海の海氷面積の急速な減少に伴い北極海を商業航路として利用することが現実味を帯びてきました。北極航路は、これまでのスエズ運河やパナマ運河を通る航路に比べて、ヨーロッパ・アジア間の距離や東アメリカ・アジア間の距離が3~5割短縮されます。すなわち燃料が節約され、船舶からのCO2排出が少なくなります。これは、地球温暖化の緩和策と適応の両方が同時に実現できる希有な例です。

 北極海の航路使用を実現するためには、気象・海象のほか、海氷分布の予測という自然科学的な視点に加え、海氷が船舶に及ぼす影響の把握や航路決定のための技術開発という工学的な取り組みが必要です。本プロジェクトでは北極海における研究航海に参加し、海氷が存在する海域に特徴的な自然現象の観測、北極域航行船舶に特有の課題となる船体着氷等に関する貴重な知見を得ています。また、本プロジェクトには民間企業の研究者を含む様々な分野の専門家がメンバーに含まれており、北極航路の航行支援システムを作ることを大きな目標のひとつとしています。

北極航路
北極航路
船首からの波しぶきで起きた船体着氷
船首からの波しぶきで起きた船体着氷


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