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専攻長挨拶

Greetings

我が国では海洋基本法の制定とそれに基づく海洋基本計画の策定により、環境と調和した海洋産業の健全な発展・育成が強く求められるようになりました。本専攻はこのような社会の要請に応えるため2008年に設立されました。2013年には海洋基本計画の見直しが行われ、エネルギー問題や資源確保の問題など陸上の利用だけでは解決が困難な問題を、海洋の利活用により解決する努力が続けられてきました。本専攻は我が国の工学的立場を代表するグループとして、これらの諸問題に取り組み、着実な成果を挙げつつあります。

2018年にはこれらの成果に基づいて海洋基本計画が見直されました。時節柄、今回特に強化された安全保障に関する施策と共に、海洋-宇宙連携、メタンハイドレートや熱水鉱床の開発、水産資源の持続的利用などの推進が計画されています。また、やはり今夏策定されるエネルギー基本計画では、2050年に向けた長期エネルギー政策として再生可能エネルギーを主力電源化する方針です。

本専攻はこのような動きの常に先頭に立っていると自負しておりますが、その原動力となるのは皆さんのような若い力にほかなりません。また、将来はこれらの取り組みが新たな海洋産業の創成へと繋がると考えています。その産業をリードする人材として本専攻の卒業生が活躍されることも間違いありません。

本専攻に所属する教員は海に関わる多様な領域の研究で常に国内外で第一線をリードしています。また、柏キャンパスをはじめとして東京大学には様々な研究施設が整備されています。個別の研究では実際に海洋のフィールドに出て行くこともあります。このような恵まれた環境の中で短い期間ではあっても、研究や勉強に没頭することは長い人生の中で大変貴重な経験になるでしょう。これからの日本を、そして世界を牽引する原動力を海から生み出していくのは、皆さんの力にかかっています。その環境作りのため、私たち専攻のスタッフ全員が全力で取り組んでいます。


海洋技術環境学専攻 専攻長
佐藤 徹
海洋技術環境学専攻 専攻長 佐藤 徹

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